2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

グッド・ガール

退屈な夫、退屈な仕事、退屈な人生……全てにウンザリしていた主人公ジャスティンは同じ職場の年下男ホールデンと熱烈な恋に落ちていく、というお話。こう書くとまるで一頃流行った不倫モノみたいだけどそんなんじゃないのです。だって、ホールデンって本名ト…

ビッグ・フィッシュ

長年不和だった父に死期が迫り、息子ウィルは父と故の対話の機会を持とうとし、同時に子供のころ父から聞かされたいくつもの信じられない話の信憑性を探ろうとする……というお話。結構期待していたのだけど、いまいちかな。この話の締め方では結局ホラ話には…

キューティーハニー

試写に行って来ました。ハニーと女警部夏子と謎の新聞記者青児が友情を育みながら悪の結社パンサークローに立ち向かうお話。えーと、普通にダメな気が。うわーダメだーって感じでもなく普通にダメなのでわりとダメージが大きかったです。一つ一つのシーンに…

第4回本格ミステリ大賞

歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』に決定したそうです。おめでとう!

高里椎奈『孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝』

ストライフ王国の王族フェンベルクは女性の身でありながら幼くして指揮官に就き、グールを率いて戦果を上げていた。しかし、ある日の脱獄犯との対話から彼女の運命は大きく姿を変えていく、という、“王道ファンタジー”だそうです。冒頭から連発されるカタカ…

世界の中心で、愛をさけぶ

映画版も観ちゃった!と言うわけで、映画版では主人公と彼女が愛を交わしたのは80年代という設定に何故かなっています。更に主人公の新しい彼女にも人格が与えられ、そのへんでエピソードが追加されてます。原作(→感想)のセリフはほとんど使われてない模様…

死に花(背景色でのネタバレ含)

高級老人ホームの元気な年寄り連中があることをきっかけに一念発起、銀行から現金を強奪する計画を実行に移す、というお話。えーと、絶賛したいので先にちょっとした不満点を述べておきます。一つ、元ちとせの主題歌は映画の内容に合ってない。二つ、ラスト…

雑記

めぐんさん(id:megun)の所で知ったのですが、ロッキング・オン・ジャパンの編集長が鹿野淳から古河晋に変わるそうで。色々と感慨深いです。もうしばらく読んでないなあ。一時期のあの雑誌は「柳×古河で同人誌(ほん)出せる!」と思わせるくらい編集部員の…

片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』(背景色でのネタバレ含)

読んじゃった!もう野次馬根性満々で。言わずと知れたベストセラー。何でも『ノルウェイの森』の売り上げを抜いたとか抜かないとか。初めて本気で好きになった女の子が死んじゃってもう悲しいの悲しくないのって!というお話です。 えーっと、これは何か変だ…

書籍関連

氷川透の新作『各務原氏の逆説』の表紙画像(あるまじろう画)が氷川透 on the WEBに上がってます。うわあ、本当に学園モノっぽい。格闘要素が入るかもしれないって言ってたのもこれか……? ともあれ、氷川に萌えキャラが描けるわけないのでそのへんは心配な…

ミッシング

西部劇の時代(って適当ですが、よくわからんので)、アメリカ南西部に暮らす主人公マギーの長女がインディアンに攫われた!ちょうどその頃帰って来ていたマギーの父(マギーと母を捨てて白人なのにインディアンの仲間入りをした憎っくき男)に嫌々協力を依…

矢作俊彦『ららら科學の子』

学生運動に熱を上げてその勢いで文革の最中の中国に渡った男が30年ぶりに帰ってきて、昔の日本とのギャップを見聞きしながらいろいろ思いを巡らせる話。いやいや、面白いじゃないですか。恐ろしく退屈な小説を想像してたのに全然違った。ほぼ一気読み。要は…

ウェルカム・トゥ・コリンウッド

労働者階級の掃き溜めコリンウッドに住む食い詰め者が寄り集まって強盗計画を実行しようとするコメディ。映画に詳しくない僕から見てもこのジャンルの映画としては平凡な出来じゃないかという気がする。計画実行当夜に至るまでの展開がダラダラしていて、も…

戦場のピアニスト

あるユダヤ人のピアニストがドイツ兵の迫害から逃げ続ける様を描いた実話に基づくお話。「感動の実話ヒューマンドラマ」みたいな謳われ方をされていた(気がする)のに実際見てみると展開が早いわりに恐ろしく淡々とした演出で面食らいました。ラストもすげ…

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル

こちらは前作(→感想)のほうが好きかも。ちょっとバカ度がパワーダウンしたような気がしてしまってね。むさい男どもがたくさん集まったモンゴルの穴倉みたいな所にギャルっぽいファッション(でもシワが多い)のキャメロン・ディアスが突然乱入!ロデオに乗…

呪怨2(劇場版)

シリーズ中最も評判悪いみたいなのでどんなのかと思ってたら、なんだ、悪くないじゃないか。僕は前作(→感想)より好きだな。いろいろ新しいことやろうとしてる感じが好ましく(やりすぎてる部分も多いけど)、それでいて雰囲気はちゃーんと呪怨シリーズっぽ…

田中啓文『星の国のアリス』

少女アリスちゃんの乗り込んだ宇宙船で吸血死体が発見される。どうやら吸血鬼がこの船に乗ってるみたい!こわーい、誰が吸血鬼なのー?と乗客の皆さん疑心暗鬼に陥るお話。あらすじからわかるように一応ジャンルとしてはSFミステリなのだけど、何せ祥伝社400…

映画関連

『アメリカン・パイ』シリーズ(→感想1、→感想2)の完結編『アメリカン・ウェディング』はやはり劇場未公開、ビデオスルーになる模様。amazonのDVDデータはこちら。しかし何なんだこの邦題は。 ちなみに一作目のキャストをほぼ全員引き継いでいたのが嬉しか…

浅暮三文『夜聖の少年』

メフィスト賞受賞作家作品の中ではわりとレア物な、少年の成長物語SF。抑制遺伝子によって人々が管理された社会の中、そのシステムを拒んだ少年達は地下に住み土竜と呼ばれ、炎人による排除に怯えながら暮らしていた。ある日、土竜の一員であるカオルは不思…

ワイルドシングス

えんじさんお勧めらしいので見てみました。大学の指導カウンセラー(って何だかわからないのだけど)が女生徒をレイプした容疑で告発される。彼は容疑を否認。事件は裁判にもつれ込むが……というお話。これは、いくらなんでもどんでん返しを連発しすぎなので…

『リーグ』キャラタイプ別占い

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映画『リーグ・オブ・レジェンド』のキャラ占い。ごく一部の人しか楽しめないこと請け合い。 ちなみに僕はリードタイプでした。一瞬「当たってるかも」と思ってしまった自分が憎い。

平山夢明『東京伝説 死に逝く街の怖い話』(背景色でのネタバレ含)

都市伝説系の怖い話(心霊現象抜き)がダダーッと並べてある本。ネタ剥き出しで“小説”未満な感じが逆に怖かったりも。結構怖がりさんな僕にはいい冷や汗体験になりました。軽く読めて楽しいし、この著者の他の怪談本も読んでみようかな。『メルキオールの惨…

コンフェッション

低俗でくだらない視聴者参加型番組の産みの親チャック・バリスには実はCIAの工作員という裏の顔があった!という偽自伝形式の映画。ジョージ・クルーニーの初監督作ということなんですけども、気負いすぎな感じもなく着想の面白さがそれなりに生かされていて…

奈良キャラ占い

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http://awaawa.jpwave.com/uranai/digi-pa/index.htm Monkさんのところで見たもの。“ゆるキャラ”とかそういう次元でもなくて確実にヤバい感じがするのですがどうでしょう。とりあえずどのキャラだと言われても嬉しくないこと必至。 で、僕は石舞台古墳だった…

西村京太郎『華麗なる誘拐』

まさか再び西村京太郎を読む日が来ようとは。小中学生の頃はよく読んだけどなあ。ちなみに今回読んだのはmix deepestの課題本になったため。 お話は日本国民1億2000万人を誘拐するという前代未聞の誘拐事件の顛末を描いたもので、人質となった国民が日々殺さ…

誘拐犯

二人組みのチンピラ(ベニチオ・デル・トロとライアン・フィリップ)が大富豪夫婦の子供の代理母を誘拐するが……というお話。うーん、何がやりたかったのかよくわからんなあ。アクションシーンも一応あるもののやたらに単調で物凄く退屈だし、誘拐サスペンス…

ゴッド・ディーバ

舞台は2095年のニューヨーク。処刑前の猶予を与えられた神ホルス(頭が鷹)は、宇宙人やミュータントらが混在する街で一人だけ白い肌に青い髪の女性、ジルを探そうとする。一方、冷凍冬眠の刑に処されていた運動家ニコポルは事故によって刑務所から出ること…

西澤保彦『いつか、ふたりは二匹』

講談社の子供向け企画「ミステリーランド」の第四回配本。猫に乗り移る能力を持った男の子が連続児童殺傷事件解決のため奔走するお話。軽く読めて、ちょっと物足りない感もあるものの微笑ましい。この作者得意のSFミステリみたいに猫に乗り移る能力が事件に…

CASSHERN

生まれて初めて最前列で映画を見るという体験をしました。うわあ、足が存分に伸ばせる!嬉しくねー!と言うわけでもしこの感想におかしな所があれば全部最前列のせいです。 さて、ひどい評判しか聞いてなかったのだけど実際観てみると……あれ、思ったよりは普…

飛鳥部勝則関連

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暇だったので書評Wikiのアスカベ項目を増やしてみました。こちら。おお、便利だ(自分には)。 id:mauさん他アスカベファンにもおすすめ。