2003-10-01から1ヶ月間の記事一覧
投票してみた。 上から順番に歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』、乾くるみ『林真紅郎と五つの謎』、氷川透『密室ロジック』、鳥飼否宇『本格的 死人と狂人たち』、北山猛邦『『アリス・ミラー城』殺人事件』、という感じ。うーん、やはりメフィヲ…
両親の本棚からどうでもよさそうなのを一冊抜き取って読んでみた。結果、ほんとにどうでもいい本だった。 タイトルとかあらすじの印象とは違って精神分析ネタはほとんど無し。主人公がセラピストだってくらいか。リーダビリティはそこそこある気がするんだけ…
11/28 田中啓文「陰陽師九郎判官」集英社コバルト文庫 これは気になる。コバルトから出すのかあ。
前作『本格的』(→感想)が非常にアレだった作者の文庫書下ろし。某所でリッパーさん(id:kirisakineko)がおっしゃってたようにこの本の出自である「角川文庫55周年記念書き下ろし」という企画の執筆者のメンツはなんだかおかしいです。だって鯨統一郎・…
レンタルした『フロム・ヘル』を。話としては切り裂きジャックのネタ。見終わった後は何やら物足りない気持ちでいっぱいになったけどまあこれはこうなるしかなかったんだろうなあ、とは思えた。 ジェイソン・フレミングが演じてた役が可愛かった(だって御者…
歌野晶午『家守』 11/18 買い。へえー本当に出るんだ。楽しみ。下手すると年末ベストに入るかも。
んー………………。あまり言うことがない。少なくともとても面白くはなかった。カバー折り返しのあらすじとか帯とかがいかにも期待させる感じだっただけに残念。 それにしてもこの本、最後まで読み通すのに少し苦痛を感じた。観念的自省的な語りが延々と続く部分が…
観て来た。なんだ?映画に目覚めたか自分。と言うよりはきっと映画に対する過剰な拒否感情が少し軽減されたというのが近い。 しかしこの映画はどうかと思ったわけで。わりと本格ミステリ的要素に期待してたのが間違いだったのはわかるが、これじゃあ腹を立て…
よくわかってなかったけどネタバレ部分をせっかく白字にしてもアンテナの詳細とか見ちゃうとモロ見えだし検索エンジンでもはっきりくっきりと見えてしまうのですね。 と言うわけで以後ネタバレ含む場合はそのように明記することにしました。
レンタルした『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 』と『スナッチ』を見た。ジェイソン・フレミングに(;´Д`)ハァハァすることが目的。でも違う方向に興味がそれて失敗。 ふーん、監督が同じ人なのか。だからこんなに似てるんだ。スナッ…
別にユヤタンのネット連載に触発されて読んだとかじゃないですよ。さる事情から。 さすが有名すぎるくらい有名な作品だけあっていろんな翻訳が出てるみたいだけど、僕が読んだ新潮文庫のバージョンはなんだかイメージと違う感じ。もうちょっとレトロ感のある…
これ、どうも選曲が微妙だと思ってたら発売元がEpicだからEpicから出てる曲ってことなのか。 松崎ナオ「電球」が浮いてるように見えて不安。素直に「月と細胞」あたりを入れとけばまだ良かったのに……。ともあれナオちゃんの知名度アップに貢献することは素直…
・読んだこと無い児童書を勝手に推測するスレがいつの間にか2スレ目に突入してて、しかもまとめサイトまでできててびっくり。児童書板の中ではなかなか面白いスレッドなのでおすすめ。僕もいくつかネタを書きました。 ・今更ですが、氷川透 on the WEB の掲…
面白い。けどいろんなところで比較されてるのにつられてイーガンと比べてしまうとちょっと落ちるかな。つってもイーガンも『しあわせの理由』しか読んでないわけですが。 なんでイーガンより落ちるかって言うとイーガンのほうが幻想度が濃い感じがして、僕は…
11/上 田中啓文「死霊洞の研究 私立伝奇学園高等学校民俗学研究会その2」講談社ノベルス 買い。 11/? 川上弘美「ニシノくんの恋」新潮社 12/? 森博嗣「数奇にして有限の良い終末を」幻冬舎 一応チェック。
衝動買いしたもの。理由はいかにもキャラ萌えできそうだったから。でも結論から言うとそんなに萌えなかった。話としては、どうにも報われない性格そのほかてんでバラバラの三人(全員25歳)がひょんなことで知り合い、みんなで十億円強奪計画をうち立てる…
待ちに待ったアスカベ新刊!なのだけど……ぐわ、これは。こーれーは。さすがにどうなんだろう、これは。とりあえず今までの飛鳥部作品の中で個人的にワーストって気が。もうちょっとしたら気持ちも変わるかもしれないけど、今はそう思う。 いや、飛鳥部らしく…
ソウヤー初読み。ミステリ読みにも人気があるSF作家、というイメージを持っていたのだけどこりゃあミステリ的な要素がどうこうって言うより先にエンターテイメントとして極上。SFに慣れてない人でもすらすら読めるーって感じ。 で、それは何故なのかって…
風邪で寝込んでるせいで読書が進む進む。
んー。どうもね。つかとーたんは最近、ラストでそれまでの短編の繋がりに新たな意味が加わるタイプの連作短編集(いわゆる創元型)をよく書いてる気がして、この短編集もそのタイプなんだけど、こういう連作短編集はたぶんこの作家には向いてないと思う。創…
わりとフツー。近藤史恵って実はかなり濃ゆい部分があると思うのだけど、そういう部分を求める人にはこれはちょっと肩透かしかも。反対にそういうトゲトゲしつつ夢見がちなのが嫌いな人にはちょうどいいかな。僕はその中間あたりなので微妙でしたが。何と言…
……うわーい。話のスケールがデカくなり過ぎです。神の系譜シリーズも六巻目にしていよいよあちらの世界へ、って感じか。いや、もともとスケールのデカい(と言うかトンデモな)ネタを内包したシリーズだったのだけど、妙にまったりとしたキャラクター(特に…
投票受付開始してるんですね。もう投票した人もいそうな雰囲気ですが、もうちょっと待ってみても……。 だって飛鳥部勝則『ラミア虐殺』がまだ出てないんですよ?柄刀一の新刊だって近藤史恵の新刊だって出たばっかりだしこれから鯨だって霞だって鳥飼だって出…
あれ、面白いよ。もうちょっとつまらないかと思ってた。基本的にこの人の文体と言うか描写の仕方があまり僕には合わないみたいで、今までに読んだこの人の本は読みにくーって思いながら読んでました。で、これもやっぱりある程度読みにくかったのだけど、な…
この作者ってライトノベル畑ではかなり著名な人のようだけど僕は知らんかった。で、この小説は富士見ミステリー文庫から出てる「浪漫探偵・朱月宵三郎」シリーズの一作目、ということになるらしい。富士見ミステリー文庫にも面白いのが結構あるみたいだから…
何を隠そう僕は氷川透の本を読むことにかなり楽しさを感じる人間で、もううふふふふふーってな感じで(でも通奏低音としてのイライラ感含む)読んじゃうわけなのだけどこれは何と言うか、えーと、「氷川透の本」としてはいまいちかも。実質的デビュー作だけ…
やっぱり村木君可愛いなー。思わず壁紙をダウンロードしてしまった。でもどうせ村木君も死ぬんだろうけど。もし死なないのならそれなりの理由を用意してもらわないと納得しないですよ僕は。 あと、唯香お嬢様をもう少し魅力的に描いて欲しいなあ。唯香お嬢様…
どうでもいいけど裏表紙の著者近影がなんかイメージと違う……。いや、どんなイメージ持ってたのかと聞かれると答えに窮するのですが、なんか微妙に違う……。 と言うわけで話題の(と言うより話題に乗り遅れた感あり)「フランスのカー」ことアルテ初読み。二作…
そう言えば今日は『リーグ・オブ・レジェンド』を観に行って来たんでした。目的はジキル博士に萌えることだったのですが(こんな風に不純な動機があると自分に言い聞かせることができなければ映画を観れなくなってる自分にいい加減自己嫌悪を感じないことも…
うーん、やっぱり自分にはこのシリーズがいまいち肌に合わないみたいだ。このシリーズで作者がやろうとしてることはきっと、キャラクターを深く掘り下げて描写することとかじゃなくて“心理”を描くことだと思う。だから登場するキャラクターはそのテーマとな…