2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

アイザック・アシモフ『停滞空間』

偉大なるアシモフ大先生の第四SF短編集。とか言ってアシモフ作品は初読みなのだけど、感想としては「ああー……やっぱり面白いんだなあ、このへんって」という感じなので、勝ち負けで言えば負けた気分です。そんな個人的な感慨はどうでもよくて、地球人類の現…

ジェイムズ・エルロイ『ブラック・ダリア』

元ボクサーの警官ブライチャートはロス市警特捜課で同じく元ボクサーのブランチャードとコンビを組むことになり、その恋人のケイとともに充実した日々を過ごす。だが、黒ずくめの女が惨殺された事件以来、彼の人生に次第に影が落ちていく……というお話。 エル…

最‘狂’絶叫計画

監督が交代した「絶叫計画」シリーズ第3弾。今回の元ネタは『サイン』と『ザ・リング』で、どう考えても一つにまとまりそうにないこの二つを『8 Mile』をつなぎにすることによって(いや、それだけじゃないのだけど)無理矢理融合させるという離れ業。詳しく…

ソウ

老朽化したバスルームに監禁された二人の男。片足には鎖錠。ポケットにはカセットテープ。二人の間には頭を撃ち抜いて死んでいる死体。さて、どうすればここから出られるのか……というお話。 試写会に行ってきました。かなり期待して観たわりにはそんなんでも…

ドッグ・ショウ!

名門犬コンテスト(毛並みだの歩き方だのを審査される)に集い、競い合うちょっとおかしな人々のあれやこれやを偽ドキュメンタリー調で描いた映画。これは面白かった。淡々とした進行と登場人物のやたらと平等な扱われ方のおかげで“感情移入させられる”とい…

2046

『花様年華』(→感想)の後、香港に戻り作家業に適当に精を出しながら女漁りを続ける作家トニー・レオンが住むホテルやその周辺ですれ違いを演じる恋人達。トニーは彼等の恋愛模様をそのまんま自作のSF小説に描き込んでいく……というお話。 終始抑制の効いた…

翼のない天使

カトリック系の小学校に通う主人公の少年は最愛の祖父を亡くした悲しみから未だ立ち直れず、天国でも祖父が元気でやっているかを知るために神様を探し始めるが……というお話。M.ナイト・シャマランの(ほぼ)初監督作で、今まで見る機会に恵まれなかったのだ…

シークレット・ウインドウ

妻と別居中の売れっ子小説家である主人公の前にある日突然現れた男の第一声は「俺の小説を盗んだな」。身に覚えのない主人公は誤解を解こうと奔走するが、その間にも男の手によって周りで奇怪な事件が続発し……というお話。 なかなか退屈な映画でした。ありが…

ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション

偉大なスパイ俳優(を実生活で演じていた本物のスパイ)を父に持つ、ブレンダン・フレイザーのスタントマン・DJは警備員の仕事をクビになり、同じくワーナーをクビになったダフィー・ダックと拉致された父を助けにラスベガスへ向かう。一方何だかんだ言って…

谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』

退屈なこの世界に飽き飽きし、宇宙人やら未来人やら超能力者やらを求めて暴走する美少女転校生涼宮ハルヒに振り回される主人公キョン。彼女が結成した「SOS団」にも変人ばかりが集まるが、彼等は実は見えるよりもっと変な奴等だったりもして……というお話。 …

G・K・チェスタトン『ブラウン神父の童心』

不恰好で目立たない神父さんが事件に出くわしては切れ味鋭い推理を披露する連作短編集の第一弾。海外本格ミステリの古典ですな。それを今更読んでいるわけですが、さすがに古典なだけあって各編に共通する幻想的なんだけどちょっととぼけた雰囲気は味わい深…

キルステン・ダンストとジェイク・ギレンホール交際再開

だそうです*1。えー、ショック受けて損した。まあ、仲良くやって下さいな。 *1:http://www.allcinema.net/prog/news.php

トルク

ヤクの売買の罪を着せられ海外に高飛びしていたバイク好きの主人公が地元に帰ってみれば、前から目を付けられてたFBI捜査官には追われるわ、さらに殺人の罪まで着せられるわで大変。でもヤバくなったらバイクでぶっ飛ばせ!というお話。 白人率と知能指数の…

第17回さっぽろ映画祭

公式サイト*1に上映スケジュールがアップされてますね。今年は是非参加しようと思って今から張り切っているのですけど。 僕の狙い目は『二重誘拐』『17歳の処方箋』『リザレクション』『メイ』あたり。特に『二重誘拐』はロバート・レットフォードがウィレム…

スクービー・ドゥー2 モンスターパニック

前作から変わらず人気者のミステリー社の面々だが、博物館のオープニングイベントを謎の怪人に襲われ、面目丸つぶれ状態。怪人の正体を捜査するも逆にモンスターの大群を町に放つことになり、さらに落ち込む彼等だったが……というお話。 前作同様どこもかしこ…

徳永憲関連

公式サイトに『サイレンサー』の曲目があがってます。 「盗聴キノコ」が気になるー。

ドット・ジ・アイ

奔放だけど傷つきやすく怯えて暮らす過去を持った女は、やっと出会えた幸せ・裕福で優しいイギリス男との結婚を控えていた。ところが独身最後のパーティーで出会った失業中のブラジル男と激しいキスを交わし、彼女は彼に惹かれていってしまう……というお話。 …

R・D・ウィングフィールド『フロスト日和』

送別パーティーで署員がみんな盛り上がっている中、浮浪者殺害事件、連続婦女暴行事件、少女失踪事件、売上金盗難事件、金貨盗難事件……等々に次々と眠る間もなく担ぎ出される署のお荷物フロスト警部とその部下ウェブスター。全ての事件が片付く日は来るのか…

徳永憲関連

えー、当ダイアリーは数少ない徳永憲関連情報収集サイトの一つです。 まず、オフィシャル*1のほうに新アルバム『サイレンサー』のジャケット画像が載ってますね。こんなに顔がドカッと出てるのは初めてじゃないだろうか。あとオフィシャルにはコンピレーショ…

インビンシブル

罪を犯して地球に島流しされた宇宙人二人は腹いせに地球人を殺しまくっていたが、そのうち一人は“光の戦士”に愛のパワーを教わって改心。彼はもう一人の宇宙人を止めるため、選ばれた戦士である地球人四人を揃え、鍛えあげて立ち向かおうとするが……というお…

ツイステッド

女性警官シェパードが殺人課に異動になった途端、連続して起こる殺人事件。被害者は彼女が関係を持った男ばかりで、しかも彼女には殺害時間の記憶がない。捜査側から疑われる側へだんだんと彼女の立場は変わっていき……というお話。 特徴的につまらないポイン…

リストラ・マン

退屈な仕事とイライラする職場にウンザリしていたサラリーマンは、心理療法を受けたことから気分が軽くなり彼女も出来、周りを気にせずサボれるようになった上に昇進も決まる。だがそこで友人二人がリストラされると知り、彼は三人で会社に意趣返しを目論む…

エイリアン

『エイリアンVS.プレデター』の予習その二。謎の信号を受けある惑星に向かった宇宙貨物船。しかし、探索に出たクルーの一人が奇妙な生物に攻撃を受ける。艦に戻った彼は一時回復したように見えたが……というお話。 こちらもなかなか。まずタイトルの出方か…

プレデター

『エイリアンVS.プレデター』の予習その一。人質奪還のためにジャングルに潜入し、見事ゲリラを一掃した特殊コマンド部隊。だが、ジャングルの中には彼等を狙う怪しい気配があった……というお話。 “見えない敵”に一人一人殺されていく、ある種お化け屋敷映…

山口雅也『PLAY』

ゲームや“遊び”をネタにした短編集。あの山口雅也の『奇偶』に続く新作!ってな感じで勢い込んで取り掛かると肩透かしを食らうこと請け合いの“そこそこ”な出来具合。個人的に山口雅也の作風がそれほど趣味でないこともあってこの力の抜け方は逆に好ましかっ…

実写映画版『ドラゴンボールZ』で

悟空役をブレンダン・フレイザーがやるかもしれないとか*1。えっ、ちょっと待って、その前にこの企画は頓挫したんじゃなかったでしたっけ。一体やるのかやらないのか。 まあ、どちらにしてもこれは何とも言い難いキャスティングですな。 *1:http://www.allci…

スタニスワフ・レム『捜査』

冬のロンドンで発生する奇怪な連続死体消失(及び移動)事件。スコットランド・ヤードのグレゴリイ警部補は、事件について奇怪な説を唱える科学者シスに混乱させられながら捜査を進めるが……というお話。 初めて読むレムの本がこれっていうのは幸せなのか不幸…

『みんな誰かを殺したい』のドラマ版放映って今日だったのか!はい見逃したー。

『ふたりにクギづけ』続報

日本版公式サイト*1がトップページだけ出来てました。ただ気になるのは、「正月、シブヤ・シネマ・ソサエティにてロードショー!」ってまさか単館公開ですか。せっかく日本公開を喜んだところなのに。 あと最近気になったニュースはこれ*2。“女子高生武芸者…

感染/予言

ジャパニーズホラーの第一人者達による二本立て企画「Jホラーシアター」の第一弾。なんかもうこの企画だけで全て許すという気になってしまう。公開前から二作ともにハリウッドでリメイク決定というわけのわからん事態さえ気にならない。とは言え、出来自体は…