インビンシブル

罪を犯して地球に島流しされた宇宙人二人は腹いせに地球人を殺しまくっていたが、そのうち一人は“光の戦士”に愛のパワーを教わって改心。彼はもう一人の宇宙人を止めるため、選ばれた戦士である地球人四人を揃え、鍛えあげて立ち向かおうとするが……というお話。
映画と言ってもTVムービーなので、戦隊物をいつもよりちょっとお金をかけて作ってみましたという感じ。連続ドラマならそういうものとして楽しめたかもしれないけど、一時間半にまとめちゃ早足すぎて全然燃える暇がない。特撮は全体的にチープながら、雷のパワーを鉄球に集めて発射!とか、ところどころでチープさが面白さにつながっている部分がなくもない。ストーリーは真面目にツッコむのもはばかられるような代物なので特には言わないけれど、味方宇宙人が電波っぽすぎ!「愛」連呼しすぎ!脱力ー。
一応最後までなんとなく見られたのは男性キャストがわりあい魅力的だったから。特に“水”元素役*1バイロン・マンは目に力があっていい。でも“炎”キャラとの掛け合いが圧倒的に足りなくて不満。味方宇宙人役のビリー・ゼインは冒頭のヅラ装着状態とスキンヘッド状態にギャップがありすぎて無駄に動揺させられた。この人は最強キャラなのに体の動きにキレがなくて説得力がいまいち。

*1:意味不明ですが見ればわかります。