ツイステッド

女性警官シェパードが殺人課に異動になった途端、連続して起こる殺人事件。被害者は彼女が関係を持った男ばかりで、しかも彼女には殺害時間の記憶がない。捜査側から疑われる側へだんだんと彼女の立場は変わっていき……というお話。
特徴的につまらないポイントはないものの、全ての減点ポイントで満遍なく点を引かれるつまらなさの秀才みたいな映画。一応サスペンス映画なんだから、せめてほんの少しだけでも意外な真相とか、ハラハラ感とかがほしかった……。主人公に対する疑いが最高に達したと思った次の瞬間には容疑が晴れてしまう展開にも唖然。なんだ、わざと盛り下げようとしてるのか。
面白いと言えるのは冒頭の画面の動きくらいなので、アシュレイ・ジャッドのファンかアンディ・ガルシアのファンにしかお薦めできません(サミュエル・L・ジャクソンのファンにはお薦めできない)。気絶する直前と目覚めの直後に物凄く変な顔になるアシュレイ・ジャッドはともかく、アンディ・ガルシアの鈍重な雰囲気はちょっと面白かった。