ミッシング

西部劇の時代(って適当ですが、よくわからんので)、アメリカ南西部に暮らす主人公マギーの長女がインディアンに攫われた!ちょうどその頃帰って来ていたマギーの父(マギーと母を捨てて白人なのにインディアンの仲間入りをした憎っくき男)に嫌々協力を依頼し、母・次女・祖父の三世代家族は長女を取り返しに出発する、というお話。
ストーリーは王道で先の展開も読め、取り立てて言うことはないのだけど、映像に力があって良い。特に前半頻出する青っぽい色調の画面はとても綺麗。動物の画面への取り込み方も巧いと思う。更に主演のケイト・ブランシェットの憔悴した、でも芯の強さを残した表情がその綺麗な画面によく映えていてこれまた良い。至極面白く観られました。ただ、インディアンとの直接対決が始まってからの展開がいささか長いかなあ。もっとスパッと決めてほしかった。
しかし、アーロン・エッカート西部劇ルックが意外に似合うなあ、ちょっと萌え、と思ってたら……そういう役割のキャラでしたか。残念。あと、ヴァル・キルマーはどこに出てたの?