ワイルドシングス

えんじさんお勧めらしいので見てみました。大学の指導カウンセラー(って何だかわからないのだけど)が女生徒をレイプした容疑で告発される。彼は容疑を否認。事件は裁判にもつれ込むが……というお話。これは、いくらなんでもどんでん返しを連発しすぎなのでは。「The End」の文字が出た後の展開は確実に余計な気がする。一回目と二回目のどんでん返しの示され方が全く同じなのはちょっと面白くて、これがあと二回ほど続いたら『毒入りチョコレート事件』的多重解決モノの新しいアプローチみたいで感心するかも、と思ったものの、そうはいかなくって残念。
エロ方面の描写はストーリーとは無関係にしつこくねっとりとしていて雰囲気も前半はまさにエロティック・サスペンスという感じなので、そういう雰囲気を楽しむには悪い映画じゃないと思う。噂通りケヴィン・ベーコンの陰茎もバッチリ映っているし(見たい方は是非)。それにしても、あの人の演技が上ずり気味だとか、あの人は明らかに浮いている、というツッコミを封印するような展開はズルい!ズルいよ!