呪怨2(劇場版)

シリーズ中最も評判悪いみたいなのでどんなのかと思ってたら、なんだ、悪くないじゃないか。僕は前作(→感想)より好きだな。いろいろ新しいことやろうとしてる感じが好ましく(やりすぎてる部分も多いけど)、それでいて雰囲気はちゃーんと呪怨シリーズっぽい。呪怨にとり憑かれた人間を使って怖がらせるネタを止めたようなのは大正解。あれ怖くないんだよ。主演の酒井法子もやつれ方がホラーっぽくて前作の奥菜恵よりずっといいですな。
ダメなのは伽椰子の動きカクカクさせすぎでは?ってあたり。もう少し人間っぽさが残ってたほうが怖いと思うんだけど。“母性愛”みたいなテーマの持ち込み方も無理矢理すぎではないかな。まあ無理矢理なくらいでも新しい試みがあるのはいいことだが。あと、全6エピソード中「千春」が浮いてるって言うか、これ要らないのでは。あ、でも話をわかりにくくするために必要なのかな。それならわかるぞ。うんうん。
しかし僕は自分で思っていたよりこのシリーズが好きなようだ。ハリウッド版も楽しみ。サラ・ミシェル・ゲラー出るし。