コンフェッション

低俗でくだらない視聴者参加型番組の産みの親チャック・バリスには実はCIAの工作員という裏の顔があった!という偽自伝形式の映画。ジョージ・クルーニーの初監督作ということなんですけども、気負いすぎな感じもなく着想の面白さがそれなりに生かされていて、なかなか楽しめた。ストーリーの転がる方向が僕の期待したのとはちょっと違っていたものの、最終的に「バカで虚しい人生だった」みたいな所に着地していて良い。わりと好みの映画だな。
で、僕の期待は主に主演のサム・ロックウェルに集まっていたわけですが、これが素晴らしかった。彼のプリティーな魅力が全開になってます。ステージ脇でダンスするシーンを見てると本当に幸せすぎてどうにかなりそうだった。あののったりとした体を小刻みに動かすアクション!両腕を伸ばす仕草があんなにキュートな男性を僕は他に知りません。「尻と言えばサム・ロックウェルサム・ロックウェルと言えば尻」というようなポジションに立っている彼ですが、登場シーンからいきなり全裸でそっち方向の期待にもバッチリ応えてくれます。勿論尻だけじゃなく全身の各々のパーツが危ういバランスを保ち、ほぼ完璧な“ぽっちゃり体型”に目も見張られようというものです。こんちくしょう、大好きだ! 役へのハマり度も良し。文句なしの好演。
付け足しみたいでなんですが、恋人役のドリュー・バリモアの純情可憐さも悪くなかった。ブラッド・ピットマット・デイモン等のカメオ出演もいい感じ。なお、サムロク*1たんの完璧なぽっちゃり体型をもっと拝みたい!という方は『マッチスティック・メン』を見るといいと思われます。あの映画でのサムロクのボディは今作より更に完璧。お気をつけて。