2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧
むーん。なんか嫌な感じ。ショーン・ペンもティム・ロビンスも嫌な感じ。ケヴィン・ベーコンの役のみ「普通の人」なので許す。まあある程度意図的なんだろうけど。しかしジミーがあの妻の言葉で許されるのに納得できる人はそうはいないと思うが。それにラス…
なんだろう、これは。だいぶ困惑してしまった。とりあず巧い映画ではないことは確かだな。好きな映画でないことも確か。この大量のツッコミ所を無造作に放置してる感じはなんなんだろう。でも、なんだか微笑ましかったりもして面白くなかったとは言い切れな…
角川ホラー文庫から出てて、確かにホラー的スピリットを感じる作品ではあるるものの、これ、西澤保彦風の超能力を設定に使ったミステリとしても読める。まあそれのみを求めて読んでしまうと真相の意外性の薄さとかそもそもほとんど伏線なんてないあたりに不…
男の子にも人気の少女マンガって感じですな。天真爛漫な女の子の主人公がいて、転校生の新チームメンバーがいて、ライバル校があって、前の彼と新しい恋人がいて。元気のいい女の子が頑張ってる様の見せ方に嫌味がないのが良い。しかし主人公の天真爛漫な部…
面白かったのかどうかよくわからないような。なんか、あんまり一冊の本を読んだって気がしないなあ。おまけ(読者サービス)としてのその後のエピソード集っていう意味しかないのは別にいいんだけど、これ、長編小説として書く以外の方法があったんじゃない…
けっこうまともなサスペンスですね。まともすぎて物語が転がりだしてからは先の展開がどんどん読める。オチも予想通り。僕、こういう地道に生きてる善良な人がちょっと魔が差したばかりにどんどん追い込まれていく、という感じのストーリーって辛くて見てら…
これもまだ見てなかったんですねー。有名作だけあってだいたいのネタを知った上で見たせいもあるのか、そんなに面白くなかった。まあ、ホラー的な面に期待しすぎたかな。この映画、登場人物が物語の大部分において呪いとかの得体の知れないものではなく、単…
と言うわけで、遂にあの。世界中が待ち望んでいたJDCシリーズの新作、彩紋家事件が刊行されてしまったわけですが、大説っぷりは全く相変わらずでちょっと安心。二階堂黎人から古典探偵小説趣味を抜き取ったようなあの味気なく無駄に長い文章で延々とマジ…
かなり強い力を持った映画という感じ。攻撃力なのか、防御力なのか素早さなのかはわからんけど。音楽がナンバーガールで挿入歌の作詞・作曲が草野マサムネってあたりからしてわりとファッション的な受け入れられ方をされやすそうな映画だけど、そんな所に収…
直木賞候補になって話題の作者のデビュー作でホラー大賞受賞作(の短編とあともう一編を含む短編集)。全体的にそつなくまとめてるなあ、という印象で、巧いとは思うのだけどそれほど好きな種類のものでもなかった。 表題作の「白い部屋で月の歌を」はせっか…
完全に若者向けの映画ですなこりゃ。一部の若者が必要以上に共感しちゃいそう(佐藤友哉ファンなんてこの映画好きそうだな)。逆にいい大人がこれを大好きってのはどうかと思ってしまいそう。僕も最初はあんまり好感持てなくて理解する気になれなかったのだ…
んー、あんまり面白くないかも。横溝パロディ系の筋立ての本格ミステリなんだけど、せっかく舞台が閉鎖的な田舎の村だってのに殺人が起きるのはそこに滞在中のよそ者の落語家一族の中でだったりして、この無意味な二重のクローズドサークルはなんなんだろう…
ナンセンスにも程があるぞ、という感じ(褒め言葉)。テクニカルな印象よりすっとぼけた暴走っぷりのほうが勝って感じられるとこが良い。一つ一つのナンセンスなネタはそれほどでもないような気がするのだけど、ここまで大量に、一気に放出されるともうお手…
さすがに慣れてきちゃってもう全然怖くない。とは言え、怖くないのはこっちの問題だけじゃないだろうな。一番まずいのは元刑事の遠山があの家で時空を超えて未来の娘に会ってしまう場面。あそこだけ妙にスウィートな雰囲気が漂ってて浮きまくり。もっと怖が…
これはオムニバス形式のテレビドラマ。ビデオ版呪怨を補完する「片隅」「4444444444」が収録されてるのでビデオで見てみた。以下収録作ごとの感想。 まず「食鬼」。幽霊ネタを使ったスウィートなラブストーリーで、世にも奇妙な物語とかにもよくあるパターン…
あー。この後半のやたら迷走するだけで全然盛り上がらないストーリー展開はあえて王道を外そうとした結果なんだろうか。だとしたら下手なことしたなって感じだ。ベタでいいからもっと堅実に話を進めるべきだったんじゃないかね。あの不自然なわりに夢のない…
ああー、そうだった!佐奈ってそうだったんだったー忘れてたー。そっか、このお話は主人公が佐奈であることに意味があったのだな。しっかし最後の最後でまたユヤタン節に戻ったな。よって僕にとってはあまり素敵なお話にはなり得なかった。 まあでもこのラス…
評判どおりかなあ、という感じで。期待以上でも以下でもなかった。ま、この映画って明らかに今三十代後半くらいの人をメインターゲットとしてるので(クレヨンしんちゃんの映画版でそれってのもかなりの冒険だよな)、83年生まれの人間としては微妙な反応に…
1と同じくオムニバス形式(そのうち2つのエピソードが1とダブり)。怖さは1より落ちてると思う(ただ、見るこちら側の事情によって1より怖く感じられてしまったが)。2では何故か俊雄とか伽椰子とかの視覚的に怖いものが映る前にまず登場人物がそれら…
すごいな。
父親の最期の言葉のせいで女性を外見でしか見れなくなっている男が、催眠術をかけられて女性の“心の美”が外見として見えるようになってしまったことから始まるラブコメ。 外見は醜くても内面が美しい人と外見は美しいけど内面は醜い人のどちらかしか出てこな…
怖がる体勢を万全に整えた上で見たのだけど、それほど怖くなかった。と言うか、万全に整えすぎたことが問題だったんだと思われる。期待しすぎってたち悪いなあ。 もう何がなんだかわからないくらい呪われちゃってる一軒の家に関係する人達が次々に恐ろしい目…
これは面白い。初老のダメ男が彼を取り巻く変人達の奇矯な行動に振り回されながらもそれをきっかけにいろんなことに落とし前をつけて、最後はちょっとだけダメじゃなくなる話。わりとシリアスな話かと思ってたら(いや、扱ってる問題はシリアスなのだが)基…
うう、なんて健気な若者達なんだ……。田舎から出て来た奨学生の男の子と無理して自立しようとしてる苦学生の女の子の純愛話。 みんなからつま弾きな彼が好きになったのはケガを優しく手当てしてくれた彼女で、でも彼女は二人の授業も担当してる厭味な教授(こ…
えー、これで終わり?なんだかねえ。道徳とか倫理とかに抵触する展開を用意して観客に不快感を感じさせようという意図がたぶんあるんだろうけど、ネタが過激なだけでスピリットには過激さが皆無な感じ。ルール違反すればいいってもんではないでしょうよ。ニ…
そういえば今日はこんな映画も観て来たんだった。最近の自分は映画館に行くことが目的で映画自体はそのおまけみたいな状態になってるにしても、元旦でなければ絶対に観ないような映画だな。 内容は他愛ないウェルメイド崩れで、たまに他愛無さ過ぎ都合良過ぎ…
ふーん、これが噂の。へえー。ほおー。 変なB級アクション映画としてもそんなに面白くなかった。自分的面白かったポイントは主人公が子持ち!ってところかな。歪んだ親子関係萌えー。ツッコミどころ満載なのはお約束を遵守しようとした結果のことだろうから…
いや、何が嬉しいって年が変わって最初に読了した本がこんなに萌え萌えな本だったってことが嬉しいなあ。とりあえずやおらーの方々に薦めたい。モロに王道なカプ萌え*1ができるのでお楽しみに。あ、別にそっちの趣味がない人でも安心して読めるものなのでご…
おめでたいですねー。 とりあえず高田崇史公式ファンサイトが開設の模様。 あ、あとmix deepest 第5回クロスレビュも発表されてます。お題は柏葉幸子『霧のむこうのふしぎな町』ですな。あれー、意外に評が辛いよ。