2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧
「自殺者のルームメイトは心の傷を考慮してその学期オールAが貰える」という大学の都市伝説をネタにしたブラックなサスペンス。自殺志願者が好んで見る映画は?と聞かれたカウンセラーが「初監督作とか。たいていヒドいでしょ」と答えた後に監督のクレジット…
元々えらい長かったペーパーバック版をこの映画*1の原作用に短く縮めたもの、を沢村凛が翻訳したもの。わりとバカミスを期待して読んだものの、主人公のねちねちと曲がりくねる思考をなぞった叙述が霞となってかぶさって、作品内で何が起こってるんだかよく…
いくつかバランスを崩しているところもあるのだけど、女の子だけで何かを成し得るってことの素晴らしさを希望をもって描いていて素敵。各々の心の問題を乗り越えてきちんと男の子と対峙して、それでいて男の闖入ごときで崩れないホンモノの友情を保つ主役の…
主人公たる暗殺チームが最初に勢ぞろいした瞬間からちゃんとチーム然として見えるのが良かった。見た目のキャラ配分もちょうどいいんじゃないかと思う。で、彼等が素人臭くビビりながら暗殺をこなしていく序盤はかなり面白くて、一般人を巻き込んじゃって精…
韓国製、前科三犯のノータリンと重度の脳性麻痺を患う女のラブストーリー。次第に心を通わせていくこの二人のささやかな触れ合いは、微笑ましいと言うにはあまりに痛々しく、おまけに破綻の予感をふんだんに含んでるんだが、それでも恐ろしく幸せそうで泣け…
シェイクスピアの原作を脳天気に翻案したミュージカル。映画館で観てればも少し面白かったかと思うのだけど、歌と踊りの素人の群れが不器用に舞うのを見せられても全然楽しくならない。踊り終わった後、露骨に「やれやれ、疲れたわ」という姿勢になる人がい…
高倉健の不器用さが言葉の壁を越えて人の心を動かしてゆく様がなかなか感動的。携帯電話を通じて通訳してもらったりするもどかしい展開はほとんどコメディみたいで面白い。特にビデオレター(?)のシーンはすごかった。言葉が通じないゆえに気持ちが通じて…