インシデント

「処女・童貞は殺されない」ってのはスラッシャー映画のお約束ですが、この映画に登場するのは学園の処女・童貞を狙う殺人鬼。殺人鬼の性質を聞かされた保護者達は娘が処女かどうかで勝手に揉め、生徒達は当然のごとく乱交パーティーを開催。普通にいい感じになってカップル誕生しちゃったり。このへんのネタの扱い方はちょっと面白かったけど、他はいまいち。主人公父娘の関係が妙に生暖かく描かれていて気持ち悪かった。一番面白かったのは、乱交パーティーに殺人鬼が乱入してそこらじゅうメッタ刺しにされるシーンかな。
キャストはティーン映画でお馴染みのメンツが揃っていて楽しい。主演のブリタニー・マーフィーはちょっとゴスっぽい暗い感じの役柄に違和感があるけど、まあ可愛い。冒頭で殺されるカップルの片割れがジェシー・ブラッドフォードってのは豪華キャスティングなんだか何なんだか。他にもよく見るとDJクオールズがいたり(当然ナード役)、マイケル・ウェストンがいたりで面白かった。