ナイト・オブ・ザ・スカイ

ジェラール・ピレスってこんなにダメだったっけか。置かれた状況もキャラ同士の関係も全て説明不足のまま突っ走って、盛り上がりそうになったところで寸止めする、なんかもうわざと退屈にしてるとしか思えないすごい脚本。戦闘機の視点(後部からのの視点が頻繁に混じるのが謎)でグルグル回ってかっ飛ばす映像は、確かに酔ってしまいそうなくらい体感型ではあるんだけど、これはいわゆる映画的な意味で“迫力のある映像”とはだいぶ違うよな。根本に勘違いがあるんじゃないだろうか。
キャストも揃って魅力なし。主人公と絡む女性二人のうち、年がいってて、ギスギスしてて、不美人なほうが正ヒロインだったのにはびっくりした。もう一人の女優の扱いなんてひどいよ。可哀想だった。