フライトプラン

最初に言っておくと、『フォーガットン』よりは面白かったよ? ミステリ部分はヘボいけれど、主人公ジョディ・フォスターのハッスルぶりに寄り添った演出が良くも悪くもスリリング。このアブナい女は次はどんな傍迷惑な行動に出るんだろう?という興味が持続する。その意味で、主人公が酸素マスクやら電気の回路をいじって客席に阿鼻叫喚の様相をもたらすシーンは好き。ただ、この女の傍迷惑さが結局よしとされるところがダメダメなんだが。
それから、この映画の見物は何と言っても、今をときめくピーター・サースガード! かなり出張ってるのでファンは必見。例の眠そうなんだかセクシーなんだがよくわからない上目遣いを多用してて目が離せなかった。ただ、(以下ネタバレ)この人って早くも「サスペンス映画に出て来るとかなりの高確率で犯人役」な俳優になってしまってる気がする。そのうちサスペンスに出にくくなるんじゃないだろうか。ファンとしては憂うべき事態という感じ。(ここまで)