ガール・ネクスト・ドア

エリシャ・カスバート演じる「元AV女優のエッチなお姉さん」の奔放な魅力で引っ張る序盤はなかなか楽しい。でも途中からこのお姉さんがあまりに主人公に都合のいいキャラクターになってしまって魅力激減。そうなるともうどこにも興味が抱けなくなった。安易に“悪者”を作らない筋立てには好感が持てるんだが、AV業界に対して職業差別はない振りをしておきながら実の所はやっぱり見下してる、という態度が全体に見えるのが一番の問題かと。
というわけで良かったのはエリシャ嬢くらい。AVプロデューサー役のティモシー・オリファントもなかなか魅力的な兄貴分たりえていて悪くない。あと、ここでもナード役をやってるクリス・マークエットの弟ショーンがこないだ観た『13 LOVE 30』でナード役だったのに気づきました。ここん家は兄弟でそうなのか……。