恋のミニスカ ウエポン

レズビアン要素入り低予算版チャーリーズ・エンジェル。なんだけど、これはかなり強力ですよ。オンナノコ映画としては本家より上。スパイ学園に集った個性バラバラな女の子達が生き生きとぶつかり合うだけで俄然楽しくなってくるし、女の子同士の友情と恋愛をどっちも潰さず爽やかに描いた脚本がとても好き。今目の前に何の映画を見ようか迷ってる10代の女の子がいたら、迷わずこれをお薦めしたいな。
主役格でカップルとなるサラ・フォスターとジョーダナ・ブリュースターは相性ばっちり。特にラテン系のブリュースターはすごく綺麗だった。普通の意味での“演技”ができないデヴォン青木の使い方も『シン・シティ』と似た感じで賢い。あと、同監督の『ハービー』ではいまいちだったジミ・シンプソンがこちらでは光ってた。ギーク顔だけどちゃんとカッコよく見える瞬間がある。