俺たちニュースキャスター

隅々まで弛緩し切ったコメディ。なんだけど、かなり笑えてしまった自分に愕然。出演者が内輪で楽しそうにしてるのが決して不快感に繋がらず、逆に微笑ましさを感じてしまう種類の映画でした。主人公とヒロインがベッドで合体!した途端に、二人がCGの雲を笑いながら滑り降りる映像が流れたりするところなんか爆笑。主人公のアホ行動に終始ツッコミが入らないどころか、周囲のアホに優しく包み込まれてゆくこの屈託のなさは宝物だ。
キャストはみなさん本当に楽しそうでよろしい。いつの間にかこの人脈*1に仲間入りを果たしていたポール・ラッドもちゃんと周囲に溶け込んでいて一安心。例によってロボット的な演技を見せるスティーヴ・カレルも見物だった。あと、カメオ出演者が乱れ飛ぶ放送局同士の乱闘シーンは要注目。個人的には公共放送キャスター役のティム・ロビンス(!)が爆笑ものでした。

*1:ベン・スティラー周辺と言うのか、ウィル・フェレル周辺と言うのか