ステップフォード・ワイフ

原作のオチをもう二ひねりくらいした皮肉なアレンジが効いてる。そりゃまあ女の妄執は男の妄執なんかよりずっとタチが悪いものね。こうなるのもむべなるかな。愉快愉快。ただしラストシーン(テレビ出演のとこ)は蛇足だ。あれでガックリきた。あと、ゲイ夫婦の妻もステップフォード・ワイフ化!という素晴らしいネタをあまり活かせてない気がした。ファッションや仕草の変化はあれだけ?
主演のニコール・キッドマンのいちいち大げさな演技はすごく楽しい。グレン・クローズの見苦しい張り切りっぷりも素敵。ゲイ役のロジャー・バート、無駄に怖いウォーケン様、それに冒頭ちょこっと出演のマイク・ホワイトまでキャストはみんな良かった。