ディック&ジェーン 復讐は最高!

これは『ラットレース』みたいな、いまいち笑いが弾けないヌルいコメディの最後にちょっと“感動的”なオチを付けてお茶を濁す、というタイプの映画ですね。そんなことじゃ誤魔化されないぞ、と思った。まあとにかくつまらんです。
唯一の見所はティア・レオーニの生き生きとしたコメディ演技。彼女のファンなら見ても損はないでしょう。終盤飲んだくれと化すリチャード・ジェンキンスも悪くない。と言うか、別に他のキャストの演技も悪くないんだけどなあ。勿体無い。