スケルトン・キー

これ、オチは悪くないんだけど、そこに至るまでの過程が全然盛り上がらないのは、不気味な館の雰囲気に追い詰められてゆく主人公にマゾっ気が足りないせいでしょう。ケイト・ハドソンじゃ骨太すぎる。余命幾ばくも無い老人に父の面影を重ねて過剰に思い入れているようにも見えないし。
それに比べると不気味な老女役のジーナ・ローランズは結構巧くやっている感じ。ジョン・ハートは要介護老人の役なのに妙にセクシーでさすが。ピーター・サースガード見せ場がなくて残念。