ミリオンズ

100%のピュアネスを体現する主演のアレックス・エテル君の力強い顔立ち! この役にこの子を押さえた時点でもうこの映画の失敗はないわけです。しかしだからと言って成功しているかというと微妙。イメージに頼りすぎてきっちりした説明が疎かになっている箇所が多いような印象。少なくとも「何故一家はあの後パクられなかったか」については説明しておくべきでしょう。原作にはちゃんと説明があったぞ。
エテル君は特に聖人と絡むシーンが幻想的でいい感じ。兄役のルイス・オーウェン・マクギボン君もきちんと「意地悪だけど優しいお兄ちゃん」に見えた。えー、白状すると、この兄弟の絡みには萌えたよ。