私の愛情の対象

素晴らしーい!ゲイが絡むロマンティック・コメディとしては最高水準じゃないだろうか。出て来るゲイがいちいち魅力的で、その上扱いも政治的に問題なし。何より主演のポール・ラッドをゲイとしてここまでチャーミングに撮った功績を大声で褒め称えたい。
いやほんと、この映画のポール・ラッドは恐ろしくなるほど可愛らしい。どこか垢抜けない感じがまた最高。他、ゲイの文学教授を演じたナイジェル・ホーソーンの寂しげな笑みも良かった。ラストは奇妙だけど愛らしいサークルの誕生を心から喜べるし、とてもいい映画でした。
それにしても、この監督がゲイじゃなかったらびっくりだな。