ヘンリイ・スレッサー『うまい犯罪、しゃれた殺人』

分をわきまえないバカが巧いことやろうとして結局バカを見る話か、バカのふりしたこずるい奴が巧いことやる話のどっちか×16。さすがに古いのでオチはすんなり読めてしまう話ばかりだけれど、おのおのの話で描かれるバカどもの卑小さ・愚かさはなるほどチャーミングで、スタンダードになるのもうなずけると思ったのでした。
ちなみに、タイトル(邦題)がネタバレになっている収録作があって、これはどうかと思いました。