誘惑の接吻

1960年代、アメリカ西部の田舎町を舞台にしたもやしっ子少年のしょっぱくも微笑ましい青春の日々。ちょっとタチの悪い意味で純情な主人公とヒロイン、それを取り巻く人々がどうにも噛み合わず、気まずい場面の連続になる前半は笑えるし、やるせなくて、とても面白い。ただ、主人公が特になんの苦痛も引き受けることなく都合のいい結末に至ってしまうのはいいのかなあという感じ。
主演のバグ・ホールはなかなか好印象なのだけど、この映画の後あまり活躍の機会がないみたいで残念。あと、何と言ってもヒロインのミーシャ・バートンが可愛い。