ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ(背景色でのネタバレ含)

心理学者デビッドは妻を自殺で喪う。そして、その現場を見てしまった娘エミリーは心を閉ざしてしまう。彼女の心を開くため、一家は田舎へ引っ越すことにするが、それ以来奇妙な出来事が頻発し、エミリーは秘密の友達“チャーリー”の名を口にする……というお話。
間抜けなサブタイトルにふさわしい、間抜けな映画。って言うか、アン・ビョンギ*1っぽい!早々にホラーでもなんでもなくなっちゃう展開とか、無理矢理意外なオチを作ってるとことか、余計なエピローグがついてるあたりとか、実にそれっぽい。もしかして『ボイス』ハリウッド版ってこんな感じなんだろうか。それは悩ましいな。とりあえず、ミスリーディングの後始末はちゃんとやっとけ、と言っておきます。ほっぽらかしすぎ!あの隣人夫婦は結局なんだったんだよ。
唯一の見所と言っていいのは案の定不気味なダコタ・ファニング嬢と、それともしかするとロバート・デ・ニーロの後半の演技も、か。無駄遣いされている感は拭えないが。三番目にクレジットされてるファムケ・ヤンセン様はあまり出番がなく、おまけにえらくやつれて映ってます。

*1:韓国映画監督。『ボイス』『友引忌』など安っぽいホラーを連発。