ブレイド

秘密の出生を持ち、吸血鬼退治に明け暮れるブレイドはある日、吸血鬼に咬まれた女性を助ける。彼女が吸血鬼に変身しないよう、とりあえず身近に置いておくことにした彼は一方、吸血鬼組織の新勢力の台頭に危機感を感じる……というお話。
銀の弾丸をぶっ放したり日本刀でぶっ刺したりのアクションシーンがなかなかカッコいいので、それだけで結構満足。主人公ブレイドの出生やヒロイン、お仲間との関係、さらに敵方ボスのフロストの企みまでを燃えるドラマに仕上げる脚本も悪くないのだけど、終盤ちょっと盛り下がるのが残念。余計なエピローグ付けてる暇があるならそのぶんボス戦をもっと引き伸ばせば良かったのに。あれじゃ呆気なさすぎ。あと、ヒロインの扱いが急に粗末になるのもどうか。
ブレイド役のウェズリー・スナイプスはいろいろ引っ掛かる所もあるけれどまあ、カッコいいですね。ボス役のスティーヴン・ドーフは何かヘン。あのデコ広顔に前髪を垂らしてるのが主な原因と思われます。それにこの人こんなに細かったっけ?アクション映画なんだからもっと肉付けてくればいいのに。