アナコンダ

伝説の部族のドキュメンタリーを撮ろうとアマゾンの奥地へ船で踏み込んだ一行は、事故でケガ人を出し、引き返すことにする。が、途中で同乗することになった怪しい男の企みにより、不気味なヘビの影が見え隠れする地帯へ誘導されて……というお話。
意外に悪くない。総勢10人ほどの一行をきちんと描き分けた脚本が効果的で、しっかりストーリーに乗っかって見られた。CG合成が荒いとか、ヘビを観客に初めて見せるタイミングがおかしいとか、まあ難を言い出せばいろいろあるのだけど、この題材でこれだけ出来てればまあ文句はないです。オチもすっきりしてるし。ヘビの巻き付きアクションはしつこくてちょっと笑った。
出演者は端に至るまできちんと扱われているという感じ。主演のジェニファー・ロペスは下品に見えないし、アイス・キューブの出番はムダに多い、とかそんなところが。役者自身の仕事では怪しい男役のジョン・ヴォイトが一番。えらくムッチリしていて、強そうだった。あと、エリック・ストルツという人は雰囲気が良いですね。気に入った。