ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月

前作(→感想)で結ばれたブリジットとマーク。マークと過ごす毎日の幸せを噛み締めていたブリジットだが、その不審な行動に不安が募ってゆく。彼は浮気をしているのでは……?自分から彼をフッてしまうブリジットだが……というお話。
まさに前作の絞りカスと言った有り様で、大幅パワーダウンは否めず。今さらマークが浮気するはずもないし、ダニエル(二番手)は裏切るに決まってるし、それがわからないブリジットはかなりのバカに見えてしまう。今回ばかりはレニー・ゼルウィガーの力をもってしてもブリジットをイヤーなキャラにすることから救うのは難しかったか。ラストの盛り上げどころで妙にモタつくのもダメ。いいシーン(本人が玄関口に来てるのに留守電にメッセージを吹き込むブリジット、とか、妊娠検査薬を前に口論する二人、とか)もあるだけに勿体無いなあ。あと、同性愛者キャラをそういう風に使うのはマズいだろって。
主演のゼルウィガーは前述のごとく。ダニエル役ヒュー・グラントは例によって軽くこなして魅力的。そのぶん分が悪いコリン・ファースはしかし、不器用なりに与えられた役割は果たしている。僕はやはりコリンの仏頂面のほうにグッときます。