オープン・ユア・アイズ

金持ちのボンボンで女たらしの主人公。そんな彼は、自分の誕生日パーティーで素敵な女性と運命的な出会いを果たす。しかし、一晩を彼女の部屋で過ごした後、彼はストーカー女の嫉妬により酷い目に遭わせられ……というお話。
アザーズ』(→感想)の監督作ということで、あの映画とおんなじようなミステリーを舐めくさった態度を感じる。思わせぶりな小道具が結局何の伏線にもなってなかった『アザーズ』に対して、これは伏線があまりにそのまんますぎて、伏線というより結末を途中で教えてるに等しいような事態になってしまってる。それでも、ありがちな夢オチ冷凍睡眠ネタをくっつけるという無理矢理さを楽しめたから、『アザーズ』よりは好きかな。
ヒロインを演じるペネロペ・クルスはとっても可愛いのに程よくビッチな表情も見せてくれて、この後ブレイクしたのもうなずける存在感。あとの役者はどうでもいい。