プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング

前作(→感想)の3,4年後、ジェノヴィアの女王就任を控えたミアに難題が突き付けられる。なんと、ジェノヴィアの法では女性は未婚では王になれないと言うのだ。一ヶ月のうちに相手を見つけなければならなくなったミアは祖母とともに奔走するが……というお話。
30分くらいで語り終えられそうな話を無理矢理引き伸ばしてるので、そこかしこでネタに詰まってもう大変、という印象。やたらと増えてる新キャラもほとんど活躍しないし。一番マズかったのは前作でもいい雰囲気だった女王とその護衛をゴールインさせてしまったこと。おいおい、密かな恋慕だからこそロマンチックだったのに!
とは言え、女王を演じるジュリー・アンドリュースの優雅な身のこなしは前作以上に魅力的(マット滑りのときのあのポーズ!)だし、前作を観た者としてはミアの女王就任に対して感慨が沸き起こらないでもない。意外にも政治的に正しい(風味の)オチにもびっくり。