エニイ・ギブン・サンデー

かつての名コーチ率いるアメフトチーム“マイアミ・シャークス”はこのところ成績が落ち込んでいた。新オーナーの合理化の波がチームに押し寄せる中、故障したエースの代わりに新人の選手がクォーターバックを務めることになるが……というお話。
へたれチームの再生ストーリーとしてはわりと暑苦しい話なのだけど、群像劇にしたぶんちょうどいい具合にキャラの描き込みが浅くなってバランスが取れた感じ。しかしその合間に挟み込まれる試合シーンはチャカチャカとカット割りが目まぐるしく何が起こってるのかさっぱりわからん。ただでさえ僕はアメフトのルールすら知らないのに。そういうのを2時間半見せられるてはちょっと疲れた。
主演のアル・パチーノは熱弁するときにも決してやり過ぎていないのでわりあい見やすい。新人役の“今や大物”ジェイミー・フォックスは可愛らしくていいんじゃないだろうか。オーナー役のキャメロン・ディアスもこの頃はストレートに美人。あと、脇役で出てるアーロン・エッカートが意外に爽やかで目を引かれた。この人結構好きなんだよなあ。