ザ・リング

新聞記者ナオミ・ワッツは息子と二人暮し。変死を遂げた姪の回りを探るうち、見た者は必ず七日後に死ぬという“呪いのビデオテープ”の噂を耳にするが……というお話。
見るのが遅すぎたせいかオリジナル版(→感想)もそれほど楽しめなかった僕ですが、でも少なくともこれよりは面白かったぞ。あくまで本題は例のあのオチなのだから、そこへ持って行くまでに観客を飽きさせちゃダメでしょう。トンチの利いた怖がらせシーンを小まめに入れるとか、主人公夫婦に肩入れさせるとかしてくれないと。イスが回転したりハシゴが倒れたりするお茶目シーンの入り混じる呪いのビデオもかなり変。それから、おいサマラ!なんで“貞子歩き”しないんだよ!なんてひどい裏切りだ……。
主演のナオミ・ワッツは今回はあまり綺麗に見えず。もう少しヒステリックでもよかったかな。その夫役のマーティン・ヘンダーソンは強烈なB級臭を漂わせてくれちゃって困りもの。あと、サマラ役の子ってあの『ドニー・ダーコ』(→感想)のドニーの妹役をやってた子なんだそうで。びっくりしました。