セッション9(背景色でのネタバレ含)

精神病院跡の改装工事に携わることになり、そこに集まったのはそれぞれに事情を抱えた男達。多重人格症の女性の診療の模様を記録したテープが流れる中、彼等は次第におかしくなっていく……というお話。
序盤における男達のやり取りが“リアル”調でタルいなあ、でも悪くはないか、と思ってたら、ええっ、最後はそんなにきっちりと種明かししちゃうんですか!もっと謎を残したオチにしたほうが不穏な雰囲気が持続して怖かったと思うけど。それにサービスとして種明かしするならするで、ラストシーンでは携帯電話が不通になっているところを映すのが筋じゃないのか。なんだか詰めが甘いという感じ。
工事夫達のリーダー役ピーター・ミュランはビョーキっぽい演技がなかなか真に迫っていていい。あと、キャストにジョシュ・ルーカス*1の名前があってびっくり。この人出るたびに印象違いすぎて見分けがつきません。

*1:メラニーは行く!』とか『ハルク』に出てた人。