ポーラー・エクスプレス

ある年のクリスマス・イブ。サンタの存在に疑いを持ち出した主人公の男の子の元に、サンタのいる北極へ子供達を連れて行くポーラー・エクスプレスが着いた。彼は迷った末にその列車に乗り込むが……というお話。
ところどころ猛烈にむずがゆいんだけど(“貧乏な家の子”とヒロインがデュエットするシーンとか)、「信じたいけど信じられない」ってな男の子の悲哀と喜びが鈴の音をアクセントに描かれるあたりは結構好き。何か、洗脳セミナーみたいな話だなとは思ったけど。遊園地のアトラクションを擬似体験させてくれるような迫力あるアクションシーンもなかなか。リアル志向のCGキャラは案の定恐ろしいことになっていて、特に怖いのが眼球の動き方。ギャー!
ほぼ全キャラのモーション・キャプチャー元と何役かの声優をこなしたトム・ハンクスは、普通の演技はともかく歌が達者だった。あと、あのキセル乗車の幽霊(?)の顔にモデルはいないんでしょうか。絶対見たことある顔なんだけど。