ハウルの動く城

帽子屋で働く女の子ソフィーはある日魔法使いハウルに出会い、それを妬んだ魔女に老婆に変えられてしまう。彼女は再びハウルに会おうと彼の住む城へ向かい、そこに住むことになるが……というお話。
面白かったけど、変なのー。何が本筋だったのかさっぱりわからない上に、重々しくも意味不明な展開が意味不明なまま唐突に大団円に至るラストは「?」という感じ。でもハウルの城に住む人達のキャラは脇に至るまでピシッと立っていて魅力的だし、何よりこういう地味系女子のロマンチックな夢が無理矢理叶えられちゃうお話は嫌いじゃないのです。城の外見と仕組みにはやはりワクワクしたし。しかし“白髪の少女”ってのも相当変態チックなモチーフですな。
声優は『千と千尋』(→感想)と比べればだいぶいいんじゃないかな。評判悪いらしいソフィー役の倍賞千恵子ですらそれほど気にならなかった。気に入ったのはマルクル役の神木隆之介君とカルシファー役の我修院達也で、特に前者は尋常じゃなく達者。さすがm@sterさんが“萌え”ただけあるなと思った。