谷川流『涼宮ハルヒの消失』(背景色でのネタバレ含)

シリーズ4巻目。ある日キョンがいつも通り学校に登校してみると、なんと、ハルヒがいない!しかも代わりに朝倉涼子がいる!おまけに朝比奈さんも古泉も俺のこと知らないみたいで、長門はなんだかキャラ変わってるし……というお話。
2巻、3巻と比べるとだいぶ面白い。けど、やはり1巻に及ぶほどではないかな。こういう設定のシリーズでああいうキャラがいる以上それほど意外ではないオチのつけ方ではあるものの、犯人判明によってもたらされる“哀しみ”は重くなりすぎてなくてなかなか味わい深い。主人公が長門は自分を想うあまりあんなことしたってことに気づいてないあたりがポイントかな。
しかし長門さんはこの先どんどんキャラが軟化していくんでしょうか。それもつまらない気が。