隣人は静かに笑う

FBI捜査官の妻を上の采配ミスで亡くした大学教授ジェフ・ブリッジスは、腕に火傷を負った息子を介抱したことから向かいの住人ティム・ロビンス夫妻と親しくなる。だが、あることからブリッジスはロビンスに疑いを抱くようになり……というお話。
開始早々異様なまでに緊迫感の漂うシーンが画面に現れ、その緊迫感がラストまでほぼずーっと持続する、というとても疲れる映画。オチのサプライズはそれほどでもなくて、まあ綺麗に決まっているというレベル。それより、ブリッジスの疑いは正当なものなのか?本当はこの人が妄想狂なんじゃないの?ってな観客の思いがピークに達するであろうオチ直前の展開が素晴らしい。かなりドキドキしました。
ジェフ・ブリッジスは終盤の鬼気迫る表情が凄まじい。ティム・ロビンスもいい人そうだけど一歩間違えるとサイコパス、な雰囲気が漂っていて役にはまってる。ロビンスの妻役ジョーン・キューザックまで何やら不気味でとてもいい。