スウィングガールズ

吹奏楽部員を食中毒で入院させた責任を取って代わりに甲子園でジャズを演奏しなければならなくなった女子高生達。最初は面倒だった練習にも次第に熱中してきて、ジャズが好きになってくる。ところが、吹奏楽部員達が退院して来て……というお話。
この監督の『ウォーターボーイズ』は心底不愉快だったので期待していなかったのだけど、あらら、これは悪くないですよ。最後は先生に指揮取らせて自己実現させてやるべきだったんじゃないの、とか、主人公自分のミスを男に言わせて自分は謝りもしないってそれはどうよ、とか、トランペットの子の恋が実らなさすぎて可哀相だから何かフォローがあれば良かったのに、とかツッコミ所は多いのだけど、見終わったところで微笑ましくも爽やかなものが残るので良し。やはり、女の子達が元気に何かに励んでいる様というのは眩しいものだなあ、ということです。
スウィングガールズのメンバーを演じるキャストはみんな楽しそうでいいのだけど、その中で突出して魅力的なのがトロンボーン本仮屋ユイカ*1。何が可愛いってこの子、とびっきりのメガネっ娘なのですよ。いや、素晴らしい。メガネ女子愛好家の方々に強くお薦めしておきます。影の薄い男性陣の中では、吹奏楽部部長役高橋一生の独特の気持ち悪さが個人的に印象に残ったかな。

*1:政宗さん(id:mmmichy)がちょうど日記で紹介してますね。