リディック

前作『ピッチブラック』(→感想)で生き残った脱獄囚リディックは実は伝説のフューリア人だった!それゆえフューリア人を恐れるネクロモンガーの指導者ロード・マーシャルに付け狙われ、戦わなければいけなくなる。同じく生き残りの少女ジャック改めキーラを守りながら戦闘に挑むリディックの運命は……?というお話。
オープニングからやたらと壮大で派手なビジュアルは見てるだけで楽しい。特にネクロモンガー軍のシンボルや兵士達なかなか奇妙な動きをしてくれて面白かった。が、お話のほうはどうもリディックのキャラに一貫性がなく、おまけにどことなく前作と比較するとキャラ変わりしてしまいっていていけない。わかりやすくやおい的観点を持ち込むと、要はリディックが“受けっぽく”なってしまってるのだ。これはダメだろう。アクションも手加えすぎで微妙。コロコロ動く展開(あの変なオチとか)は楽しかったけど。
主役のヴィン・ディーゼルはいつも通りで特に言うこともなし。ヴァーコ司令官役のカール・アーバンとピュリファイア(最萌え)役のライナス・ローチはいい感じ。ヴァーコ夫人役はもっと美人が良かったなあ。あと、ジャックは成長しすぎ!夢を壊すにも程があると思った。