モナリザ・スマイル

保守的な女子校に型破りだけど真摯な女教師ジュリア・ロバーツがやって来て、最初は戸惑っていた生徒達も彼女に心酔していき、みんなで学校を変える!という話だと思ってたら全然違った。ジュリア・ロバーツは最後までほとんど何も変えられないし、生徒達も先生に心酔はするんだけどその影響を行動にあまり出さない、おまけに劇中多くの恋が成就しないという、何とも煮え切らないストーリー。この煮え切らなさがアドバイスとしての正しさを目指したことから来てるように思えるところがまた厄介だ。悪い映画ではないと思うけど、面白い映画ではなかったかな。ラストシーンは好き。
で、この映画もう一つの見所は“明日のスター”な感じの若手女優達とジュリア・ロバーツの共演!って所にあるらしいのだけど、確かにバラエティ豊富な女優陣は見てて楽しかった。キルスティン・ダンストは不敵な表情を多用する役なのでもうピッタリ。今まで見た中で一番好きかも。ジュリア・スタイルズは面白い顔のくせになんとなく上品で妙な魅力がある。あと、“Win a Date with Tad Hamilton!”の予告編*1を見て以来物凄く気になってるトファー・グレイス(間延びしたヒュー・ジャックマンみたいな顔。メガネが似合う)がチョイ役で出てて、一瞬興奮してしまった。この人の出演作もっと見たいなあ。