ジュラシック・パークⅢ

シリーズ1作目は昔見たもののほとんど記憶に無し、2作目は未見、というのが僕の立ち位置。で、この3作目はどうだったかと言うと、「まあ面白かった」くらいのレベル。煮え切りませんな。一番気になったのが主人公グラント博士の弟子・ビリー君の「あどけない顔のくせにいい体」っぷりというくらいですから。あれは何らかの方向へ向けたサービスなのか?吹き替え版だと声まであどけないせいでその傾向が更に際立ってたぞ。って、そんなことはどうでもいいですね。ごめんなさい、僕ちょっと釘付けだったもので。
ストーリーは恐竜うじゃうじゃの島から逃げ出さなきゃ!というシンプルなもので、脇筋の夫婦仲直りエピソードとかもシンプルながらエンターテインメント的に押さえるとこ押さえてんな、という感じ。CG恐竜はスケール感こそそれほど無いものの、かっこよくも綺麗にも見えた。が、恐ろしくは見えなかったのが残念。これは家のテレビの画面で見てたのが原因として大きいんだろうけど、もうちょっと緊迫感を感じさせてほしかったなあ。プテラノドンがエリック君(子供)を攫ってくシーンあたりの敢えてな感じの絵ヅラ的間抜けさからして、緊迫感云々よりも級映画的ワクワク感を優先してるのかなーという気はするので、別に問題ないのかもしれないけど。見終わった後の感覚として少々物足りなさが残ったのは事実。
キャストでは小市民的マイホーム・パパ役のウィリアム・H・メイシーって人が良かった。いかにも石橋を叩いて渡りそうに見える所が。ちゃんと後で勇敢に戦ったりもするし。この人ちょっとウィレム・デフォーに似てますね。エリック君役の子役はもうちょっと可愛らしくても良かった。あと、ビリー君役の俳優については前述の通りってことで。