猫が行方不明

なんかね。おしゃれ系でしょうか。主人公メイクアップアーティストだし。ストーリーにもう少し喚起力がないと僕としては辛いところだ。フランスの下町らしき場所に住む庶民のどうでもいいような生活を描いてるという外見の映画であるのだから、しょうもないストーリーにしてもそこにある種のリアリティがあれば何らかの価値が生まれるのだろうけど、これはリアリティもあんまりないな。ただ純粋にしょうもない感じ。つまんなかったです。映像的にも見るところないような気がした。
ただ、登場人物のちょっと頭が足りなそうな男性のキャラ描写がちょっと面白かったかな。マダム・ルネという猫をいっぱい買ってる老女についても同じくちょっと面白かった。でも主人公がラストいきなりある人物とくっつくあたりの展開がなんとなく嫌らしくて、そこそこなキャラ造形も全部帳消しになってしまったような印象。あーあ。