少林サッカー

やあ。『食神』と比べるとCGを初めとする映像効果が野暮ったいなりに小綺麗に、そして派手になってて、快く楽しく見れますな。今度は無理なスポーツマンガ路線というわけで、日本のマンガっぽいのは変わらず。映像が激しくなった分セリフとか小ネタ的な部分がパワーダウンしてるようで笑える度は『食神』より低いように思うのだけど、僕はこの映画を支持しますよ。何故なら、かなり完成度の高いキャラモノだから!
最小限の描写で少林拳の達人6人を描き分けたのはえらいなあ。みんな不細工なんだけどたまらなく魅力的に見えた。一兄さん(こういう呼称もキャラモノの王道ですな)かっこいい!三兄さん素敵だ!そしてヒロインのヴィッキー・チャオが死ぬほどカワイイですな。普通ならヒロインなぞに興味を抱かない僕でさえひっかかったぞ。まともに顔が出るのは一瞬だけであとは肌荒れメイク・ケバメイク・坊主頭のどれかで出演なのに、こんなに可愛いのはすごいな。最後の太極拳セーブなんかほとんど感動的な域に達していて、僕は泣くかと思った。『食神』のカレン・モクといい、チャウ・シンチーって人はヒロインを魅力的に描くのが上手な人なのかな。『喜劇王』も見たくなってきた。