食神

しっかりきっちり馬鹿馬鹿しい、という感じ。微妙におしいとこ(「前世の姿」はもっと変な物にするのがお約束でしょうに!とか)がありつつも素直に声を出して笑えた。裏切りにあって失脚した料理名人が持ち前の発想力と○○○の力で華麗に復活!というストーリーで、クライマックスの最終決戦において日本の料理マンガみたいな大仰なリアクション芸(字幕もわらけるもので良い)等で存分に笑わせてくれるのが見せ場ではあるのだけど、他の部分もとてもとんちが効いてる。例えば、最初は全然売れない爆発小便団子が“売れるようになるきっかけ”のアイデアなんか捩くれてて実に良いな。
映像的にもなかなか良くて、笑えるだけじゃなくちょっとシュールで綺麗な画面がいくつか見られた気がする。役者では不細工メイクで登場のカレン・モクがえらくかっこいい!姐さんって感じだな。さて、『少林サッカー』も見るか。