ジャスティス

あれ、もしかして自分、場合によっちゃコリン・ファレルにも萌えるかもしれない。コリン・ファレル(の顔)のことは嫌いでいようと思ってたのに……。で、それに関係して、この映画の問題点の一つはコリン・ファレル萌え映画になりきれてない所にあるんじゃないかという気が。彼はお得意の仔犬っぽい表情(今にも「くぅ〜ん」って言いそうな感じ)をそこかしこで繰り出してるんで、部分的に取り出せばコリンたん萌え萌えなシーンもあるだろうけど(冒頭の裸で膝抱えてぶるぶる震えてる所とか、ラストあの人が撃たれた瞬間ビクッと震えて涙流す所とかな!)、なんかこのコリンが演じた役、一応主人公に当たるはずのこのキャラクターの描き方がどうにも中途半端で。冒頭で失態を犯した彼がその報いを受けながら最終的に成長するってなストーリーにしたいのだと思うのだけど、「報い」も「成長」もぬるいっつーか見ててよくわからん。よっていまいち本腰を入れて萌えられないのだ。これは映画としての欠陥でもあるでしょう。
更にブルース・ウィリスの役も途中までさっぱりキャラクターが伝わらないキャラだったりするし、メインの裁判ネタがなんだか唐突だし、黒人兵は突然演説し出すし、やりたいことはなんとなくわかるけど伝え方がとても下手だなーという印象。でもコリン・ファレル萌えの発見という収穫があったので文句はないけど。