キャメロット・ガーデンの少女

これまた難しいのを見てしまった。難しいってのは自分がどんな感想を抱いたのかを自覚するのが難しいって意味。またもサム・ロックウェル目当てでの鑑賞で、サムファンとしては全裸での飛び込みシーンなんかもあって見所満載だったのはいいのだけど、ね。
そもそもこういう孤独な少女と孤独な成年男性の心の交流って感じのストーリーには僕は本当に弱くって(まあ個人的な好みを言えば女の子はあと五歳、男はあと十歳ほど年齢が上だったら完璧だったのだが。理想は『バベル消滅』のあの二人)、かなり引き込まれて見ていたのだけど、そこにあのトンデモなオチが。あのオチをどう捉えるか、どう捉えていいのかはうまく整理がつかないのだけど、少女の空想がとても強い力を持っていることが逆に悲しい、という感じがする。まあいろいろ中途半端な気もするけど、悪い映画ではない、と思う……かな。