遅いよ文庫落ち。おかげで『空中ブランコ』のほうを先に読んでしまってるからどうも物足りない。どうにも感情移入しにくいイヤな患者達が、伊良部との関わりを通して変わるうちにたまらなく愛しく思えて来る、この爽やかさが読みどころのシリーズなのだけど…

全然読んでない国名シリーズの一冊。いわゆる「首切りの理由」ネタの第一歩を切り開いた作品とおぼしいのでそのへんの歴史的意義を認めつつ、面白かったのはミステリと関係ない部分でした。ヌーディストの島から連れ出した少女を乗せたボートで高笑いしなが…

3/4からここまでの分を更新しました。