わたしが美しくなった100の秘密

モキュメンタリー形式でアメリカ田舎町のミスコン予選の模様を追うブラック・コメディ。ブラックな笑いが結構予想範囲内に収まっちゃう感じだなあ、と思ってたらだんだんとエスカレートしていって、州大会と全国大会の顛末にはさすがに笑った。吹き抜けに降り注ぐゲロ! 人の命が恐ろしく安くてどんどん死ぬところもポイント。爆発って素敵。
主演(?)のキルスティン・ダンストは、痛々しいバカか救いがたい俗物の二択な登場人物の中で特権的に清純で可愛いけれど、そのライバルのデニース・リチャーズのビッチっぷりにはかなわない。参りました。審査員の一人の弟を演じたウィル・サッソーも良い。このグッタリするくらい底抜けのバカさ加減は本物だ。