チキン・リトル

プロローグが猛烈にダメでどん引きしたものの、終わってみるとそんなに悪くなかった。最近のディズニーアニメでは出来がいいほうでしょう。いまいち立体感に乏しいCGキャラ*1と未整理な脚本に囲まれながらもボイスキャストの皆さんが頑張って頑張って、それでなんとかなってしまっている感じ。大げさな話にしなかったのが良かったかな。
主演のザック・ブラフは演出のあざとさを必死で消して回る名演技。あと、お父さん役のゲイリー・マーシャル(!)とアビー役のジョーン・キューザックはさすがに安定。ラント役のスティーヴ・ザーンは所々で寒々しいことになっているけれど、あれだけ歌い踊ってくれればファンとして大満足です。と言うか、このラントってゲイ? 違うの? どっち?

*1:ぬいぐるみ的質感を目指すも志半ばで挫折、という風に見えて悲しい