50回目のファースト・キス

メメント病(短期記憶が1日しかもたない)を患ったヒロインとの恋物語、という突飛な設定を除けば実に他愛ないお話であるのに、意外なほど泣けた。これはやはりキャスティングの勝利かな。
主演のアダム・サンドラードリュー・バリモアは、「そんな毎日毎日必ず惚れさせられるもんかよ」というツッコミをピタリと封じる相性の良さで魅せるし、ヒロイン周辺のブレイク・クラーク、ショーン・アスティンダン・エイクロイドという俳優陣の配し方も完璧。特にアスティンは筋トレマニアのチビ男という役を滑稽なのにキュートに演じて最高。やっぱり『ロード・オブ・ザ・リング』見ないとダメですかね。